今回のアイデア募集では、全国から70件の応募をいただき、審査会によって日本環境教育学会会長賞1件と学会賞3件、佳作11件を選定しました。
今回寄せられた作品は、北海道から九州まで各地からいただきました。雪の多い地域ではこれまで使えないととらえていた雪を活用したり、森林の多い地域から森の活用で地球温暖化も生物多様性もどっちもよくするアイデア、自転車のさかんな地域からは化石燃料を使う車から自転車をもっと活用する社会へなど、地域の特性を活かした、まさに地に足の着いた具体的なアイデアが多かったです。
前回以上に、自分たちでできることから社会をどうよくしていこうか、しかもこんなことしたら楽しいしみんなでできる、という熱意が伝わってきます。
環境教育は、すでにわかっていることを教わるだけの教育ではありません。また、ひとりひとりの行動に結びつけるのが大事ともされています。そして、ひとりが集まり社会をどうよくしていこうか、そのためにどんなことができるだろうか考え、多くの人と対話していくことが大事と考えるようになりました。
今回の企画で小中学生から届いた作品ひとつひとつから、実に多くのことが学べます。日本環境教育学会として、環境教育に携わる指導者や研究者とともに、また未来の社会をつくる全ての人と、このテーマを探求していこうと思います。
(担当理事:森 高一)
2023年度の受賞者の皆さん
日本環境教育学会賞(最優秀賞)
大仙市立大曲南中学校 生徒会の皆さん
(代表:今野寛人さん、共同者:伊藤旬里さん、古谷美結さん、最上東陽さん、伊藤綺奏さん、武部希空さん)
「農業×アパレルで目指す循環型社会!」
表彰式ならびに対話の会開催のお知らせ
日時: | 2024年3月17日(日)13:00~14:30 |
会場: | 学習院大学南3号館103教室 |
受賞者を招き、表彰と作品の紹介、学会関係者との対話の会を行います。
オンラインでもつなぎ全国から参加いただけます。プロジェクト事務局まで事前にお問い合わせください。
お問い合わせ先
一般社団法人日本環境教育学会
「2050年、社会はこうなってほしい。炭素ゼロ社会をつくる」アイデア募集事務局
担当理事 森 高一(立教大学社会学部兼任講師)
窓口メール kikaku@jsfee.jp 特設ウェブサイトhttps://miraye.jp/jsfee2023/
一般社団法人日本環境教育学会 公式ウェブサイトhttps://www.jsfee.jp/